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新しい視点で大学に進学する University Transfer

編入の規模report

編入という市場規模

大学の、主に3年次から入学する「編入」という制度ですが、実際にその制度を使っている人たちの規模はどのくらいでしょうか?
その数字は、大学側の編入生の受け入れ人数が、「学校基本調査」に出ていますので、この調査を昔からさかのぼって数字を見ていけば、編入制度を使って大学に進学した人たちの数とその傾向を知ることができます。
毎年実施される「学校基本調査」を過去20年分さかのぼって、調べた結果をグラフにすると次の図となります。

編入市場の規模


減少する短大からの編入生

単純に、編入制度を使った人たちの総数で見ると、この20年間で、その規模は半数に減少しています。この減少の原因は、短大と短大生そのものの減少によるものです。20年前も今も、編入制度を利用する中心的な人たちは「短大生」ですが、その短大生そのものが減ったため、短大から4年制大学への編入生も比例して減少したわけです。
なぜ短大生そのものが減ったのか?
それは、高校三年生が大学進学を考える際に、短大離れ、4大志向が年々強まってきたからです。4年制大学志向が強まり、同時に、18歳人口の減少で、4年制大学が入学しやすくなり、全入の時代を迎え、大学名を選ばなければ、4年制大学に合格できるので、短期大学への人気が落ちてきたことも理由です。


短大から4年制大学へのシフト進む

活動報告写真

編入制度を利用している高等専門学校生の数字に変化は20年間見られません。専修学校生の場合はこの20年間で若干(約500人)減少しています。
短期大学生で編入制度を利用した学生の数字はこの20年間で約1万人も減少しており、これが編入制度を利用する総数が約1万人減少した理由です。
つまり、かつては短期大学を経て4年制大学に進む人たちがいたが、現在は、最初から4年制大学へストレートで進学し、短期大学を選ぶ人が激減した、というわけです。
いずれにしても、編入制度を利用する総数がピークの17,197人(平成11年度)から7,678人(平成30年度)に激減したのが現在の姿です。


編入への大学からのニーズは変わらず

活動報告写真

これから読み取れることは、編入制度を利用しようする総数が大きく減少しましたが、大学の数は増え続け、大学での退学者も恒常的に発生しており、大学側の欠員を補充しようとするニーズ、このニーズを編入生で埋めようとする考えは変わらなくあります。つまり、大学側では編入生を受け入れる余地やニーズは変わらなくあるということです。
大学側で在籍学生の退学等の欠員を編入生で埋めようとする意図は変わらず、その編入制度を利用しようとする学生の総数が減少しているのが、現在の姿です。編入の需要と供給という見方にたてば、編入の供給側の短大生が大きく減少し、編入の需要側の大学の数と編入へのニーズは変わらなくあるということが言えますので、編入制度は堅調であり、しっかり準備すれば、編入することができる、と言えます。


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