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新しい視点で大学に進学する University Transfer

編入試験の難易度report

編入学試験の難易度

 編入学試験の受験の難易度は、一般に「偏差値」で示されてきましたが、「編入」に関しては、「偏差値」と必ずしも連動しません。
編入生の受け入れに積極的な大学や、その年、退学者が多く、学生の欠員が予想外より多くなった大学が編入生の確保に動いたり、編入は、かなり大学の政策的な判断で決まってくる面が強いのです。一般入試で偏差値が高めに動いている大学であっても、積極的に編入生の受け入れを望み、そう難しい編入学試験をしない大学もあります。そのため、偏差値で、編入における大学の難易度を測るには、やや無理があります。確かに、偏差値が高い大学の編入学試験が難しい場合もありますので、偏差値と編入学試験との間に、相関関係があると思いますが、あまり強い相関関係ではない、と言えましょう。
 この数年、文部科学省による、大学への入学者の定員厳格化施策のため、各大学が、大学1年生で入学してくる学生の数を絞りました。その絞った人数の学生が、大学2年、3年と進級する中で、退学者が発生し、その学年の学生数に欠員が、今まで以上に、生じてくるようになっています。その欠員を補充するため、編入生を受け入れたいという大学側のニーズは、これからの数年間、短期的には高まると予想されます。以下の、平易レベル、普通レベル、難しいレベルの3段階での難易度区分においても、難しいレベルの大学であっても、その学年の欠員を補充しようというニーズが高まっていますから、編入学試験の合格レベルが下がり、合格しやすくなってくる現象が予想されます。


難易度を測る基準

では、編入において、大学の難易度を何で測ったらいいのでしょうか?
その尺度として、その大学の編入試験対策にどのくらいの日時が必要か、という「時間」だと思います。
準備に多くの日数が必要な大学の編入試験の難易度は高い、ですし、2〜3カ月程度の準備期間で対応できそうな編入試験を課している大学であれば、こと編入に限っては、易しい大学と判断できます。
この準備期間の長短で難易度を3段階で示した表が次のマトリックスです。
具体的な大学名の参考としてあげてありますが、その大学の学科ごとで難易度が異なる場合もありますし、さきほども申したように、編入は大学側の政策的な運用で、比較的入りやすい年もあれば、やや厳しい年もあります。
以下の表はあくまでも参考程度と思ってください。



難易度によって、読むべき本のレベルが異なりますが、新聞はできれば、読むことをお勧めします。


平易な編入試験

活動報告写真

 まず、平易と区分した大学ですが、こちらは、編入学試験の内容が、テーマ型小論文と面接、という試験をしている場合が多いです。テーマ型小論文のテーマが過去問題からその傾向をつかみ、その傾向にそった対策をすれば2〜3カ月で対応が可能でしょう。また、面接試験が志望動機書ベースであり、その志望動機書の中心となる「大学でメジャーとして学びたいこと」が「学修テーマ」であれば、これも2〜3カ月で対応することが可能です。この数か月程度で準備ができる大学が「平易レベル」と呼べるかと思います。
 それと、学修テーマや研究テーマの違いや設定の方法については、別途、解説します。
 この表の中で、具体的な大学名をあげていますが、これはあくまでも目安です。編入学試験の内容が見直されたり、編入生を受け入れる人数規模が、年度によって変わる場合があり、諸事情で、「平易レベル」から変動になることも十分に考えられます。この平易レベルの編入学試験で、テーマ型小論文を課す場合でも、試験当日に、筆記試験で実施する大学もあれば、事前に課題が募集要項などに印字されており、その課題に沿った小論文を自宅で作成し、出願期間に郵送するタイプもあります(例えば、千葉商科大学)。さらには、筆記試験や自宅作成の小論文も無く、面接しか実施しない編入学試験もあります。面接試験対策を十分にする必要はありますが、やはり面接試験しかない場合は「平易レベル」と言えます。


普通から難しい編入試験

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 駒澤大学の編入学試験では、各学科の専門分野を題材にした専門小論文試験があります。この専門小論文試験で合格レベルの点数が取れなければ、面接で挽回することは不可能です。そのためには、志望する学科の専門分野の勉強をしなければ、この専門小論文試験に太刀打ちできません。この専門分野の勉強と、専門小論文試験の過去問題の解く練習に、半年ほどの期間は、必要になるかと思います。小論文対策についてはこちらを参照ください。
 また志望動機書におけるテーマは、学修テーマではなく、研究テーマにする必要があります。さらに、国公立大学の専門小論文試験は、この駒澤大学の専門小論文試験を、さらに難易度的にあげたものがあります。それゆえ、国公立大学の専門小論文試験の対策のための、専門分野の勉強は半年以上、1年程度の期間があれば準備できるかと思います。よって、半年程度の準備が必要な編入試験を行う大学が「普通レベル」とし、それ以上の準備期間が必要な編入試験を行う、主に国公立大学は「難しいレベル」であると区分できるかと思います。 また、志望動機書における研究テーマはより精度が高いものが必要になります。現在、短期大学や専修学校に所属している方は、編入学試験の受験シーズンの約1年前からスタートすれば、難しいレベルの、国公立大学を含めて、十分な準備ができると言えましょう。


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