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新しい視点で大学に進学する University Transfer

未来に向けて(2)eport

ゲームアプローチ

 その企業が使っている方法を、個人にも、転用して使えば、将来をどうすべきかという悩みへの回答が得れるのではないか? という考え方です。すなわち、企業の場合は、これを戦略的決定と呼びますが、個人でも、同じように、戦略的に将来をどうすべきか、つまり、ここでは、どのような学問分野や専門性を、どういった学科に「編入」したらいいのか、という判断に応用したみよう、という提案です。この「戦略的決定」方法を図にしますと、次のようなカタチになります。まず、第一象限(@)のゲームアプローチから見てみます。

編入学科 戦略的決定
※ この表のアイデアは「競争戦略論 (一橋ビジネスレビューブックス) 2012」の考えを応用したものです。

 ゲームアプローチは、相手(市場競争者)とどう関わって、自体を自社に有利に展開させていくかの、いろいろな試みを言いますが、これを個人に置き換えるわけですから、皆さんご自身の周りとの関係性を見ていきます。誰しも、人生を生きていく中で、自分に都合がよい展開がいいに決まっています。しかし、人生には、思いもつかない困難に直面し、ブレーキがかかることが度々です。変化の激しい未来に向けて、ご自分の専門性を高め、アップデートしていきたい、と思っても、予期しない邪魔や障害が出てくるかも知れません。
 また、比較的穏やかな状況が続いていたとしても、果たして、これからどのような専門性を磨けばいいのか、その悩みは尽きません。この悩みに、少しでも役立つ、前向きなアドバイスや助言を得ることができれば、皆さんの悩みは軽減し、もっとテンポ良く、先に進めそうです。そのような、皆さんにとって、好都合な周囲の状況を作り出そう、という試みが、この@のゲームアプローチです。なんだか、格好いいけど、難しいそうな感じだ、と思われるかもしれませんが、具体的な行動は、ありふれたものです。ありふれていますが、その行動すべてに、意味、目的を持っていて、そのゴールが、皆さんの前向きな、進歩的な姿勢を評価し、後押ししてくれるような、「自分に都合がよい環境を生み出す」ということになります。では、そのありふれている行動とは何でしょうか?


生活面

まず、生活面です。
 これから、例えば、この「戦略的決定」ツールを使って、どのような専門性を高めればいいのかを考えていくとした場合、考える時間を確保する必要があります。皆さんが、短大生だったり、専門学校生だったり、あるいは、お勤めをされていたり、と状況はさまざまですが、「編入を考える時間」を確保してもらいたい。ということです。そのためには、意識して、週末に時間を取るとか、アルバイトの勤務時間を減らして時間を作るなどして、物理的な時間を確保することから始めます。ご自分の、これからの人生を考える時間です。「やっつけ仕事」でいいわけがありません。
 まずは、意識して時間を作って、考えるスタートをきりましょう。「内面に問う」編でも説明しましたが、この考える時間ですが、精神的に疲れていない状態、心的な疲労が無い状態、が望ましいですから、週末の午前中などがいいのではないか、と思います。お休みの日の午前中、熱いコーヒーを入れて、BGMにジャズでもかけて、リラックスした時間を作って、考えることをスタートしましょう。


周囲への働きかけ活動報告写真

次に、周りです。
周りとは、関係性での濃淡がありますが、まずは関係性が濃い側から「働きかけて」いきます。関係性が濃い周囲とは、親であったり、親友であったり、パートナーであったり、です。この層の人たちに、皆さんの、まだ曖昧だけど、目指したい方向性を「ほのめかして」いってください。しかも継続的にです。単発ではダメです。
単発では、皆さんの「気まぐれ」な発言だと思われて、スルーされる可能性があります。継続して、「ほのめかす」ことで、相手は、あなたにとってプラスなることを考え始め、助言やアドバイス、情報提供をしてくれる可能性が高くなります。
 もちろん、その助言が、役に立つかどうかは、その場では分かりません。後々になって、参考になるかも知れませんし、もしかしたら、まったく役に立たない、ただのノイズにしかならないかも知れません。しかし、それでも、あなたと関係性が濃い人たちに、あなたが「大学編入したい」らいしことを「ほのめかして」知ってもらいましょう。


「ほのめかし」を続ける 活動報告写真

 次に、関係性が薄い周囲に対しての「働きかけ」を進めてください。同じように、「ほのめかす」ことを繰り返してください。関係性が薄いといっても、ある程度、あなたのことを知っている人たち、例えば、学校の先生、学校の仲間、部活の仲間、から、あまりあなたの知らない人たち、例えば、教えてもらったことがない学校の先生、となりのクラスの、顔は知っているけど、あまり話をしたことがない生徒、アルバイト先の仲間、近所の知り合い、などです。
繰り返し「ほのめかす」ことで、相手からのリアクションから、今後のヒントが得れる場合があるのです。もちろん、知られたくない相手っていますよね。そういう場合はどうするか。
 「どうせ、こんな人に言っても、ロクな答えなどあるはずがない」と思う相手は、確かにいますよね。「ほのめかす」かどうかの判断、これはあなた自身がするしかありません。ただ結論から言えば、極力、「ほのめかし」を拡散した方が、より多くの、しかも意外な助言を得れる「確率」が高くなります。成功する「確率」を上げるためだと思って、関係性が薄い人たちにも「ほのめかし」を進めていきましょう。
 ゲームアプローチには、「駆け引き」も含まれます。「ほのめかし」を続けて、あなたの理解者や味方を徐々に増やしていくためには、場面によって「駆け引き」が必要になってきます。例えば、相手の相談にものってあげる、相手からの「ほのめかし」にも真剣に耳を傾けて助言をしてあげる、相手から依頼された作業、仕事、宿題を、誠実に、誠心誠意に取り組むことが必要です。あなたが、丁寧で誠実な応対をしていれば、相手も、たとえ関係性が薄くても、あなたからの「ほのめかし」に答えようとするはずです。さぁ、どんどん「ほのめかし」をして、周囲を、あなたに有利な状況に変えていきましょう。


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